紙・板紙試験機 / 摩耗性
- No.2082
- [JIS]K-6902-2022
- [TAPPI]T476om-21
- [ISO]
紙はその種類(表紙用紙、包装用紙、紙幣用紙など)により廃棄されるまで、折りたたみ、しわつけ、摩擦、けば立ちなど種々の作用を受け、摩耗とともに破損されます。 本機は紙、繊維、プラスチック、金属等の耐摩耗性を測定するもので、塗装又はメッキ加工された面、ラミネート又はコーティングされた施工面等を試験することが出来ます。一定速度で回転する試料台の上に、回転運動の自由な2個の摩耗輪をのせ、試料台の回転によって右側の摩耗輪は奥から手前に向かって、左側の摩耗輪は手前から奥に向かって試料をこすりながら回転します。その結果、摩擦線はX字型に互に交わるようになり、外径約89mm、内径63mmの円状の軌跡を回転毎に描き、試料を摩耗させます。一定の回転させた後の摩耗減量、又は試料が摩滅し貫通する迄の回転数を以て耐摩耗性とします。