曲げこわさ試験機

こわさは材料の剛直性を評価する指標です。本機はテーバー型と同じく、材料を一定の角度に曲げるのに要する力を測定します。テーバー型では試験片を垂直に固定し、振り子により曲げ荷重を与え、そのときの荷重点を読み取り、曲げモーメントを求めるのに対し、本機は試験片の一端を水平に固定し、片持梁を構成する試験片の他端にロードセル直結のナイフエッジを当て、試験片を一定速度で回転させることにより、試験片に対し曲げを与え、その時の曲げ荷重をロードセルで検知し表示します。

参考規格 :

[TAPPI]T556pm-95
[ISO]2493 SCAN P-29

スペック

測定範囲	0～5,000mN（テーバーステフネスのおよそ25,000mNに相当）	試料	巾38mm　厚さ4mm以内
スパン	50mm	曲げ角度	5°, 7.5°, 15°, 20°, 25°, 30°切換スイッチで選択、標準は15°
曲げ速度	チャックの回転速度は毎秒5°	自動復帰	試料を所定の角度に曲げた後、チャックは自動的に復帰
電源	100/110V 50/60Hz 1A	外形寸法	360×400×270mm
重量	17kg