パルプ・チップ試験機 / 蒸解
- No.2610
- [JIS]
- [TAPPI]
- [ISO]
パルプの製造は、調木、パルプ化、精製工程の3つに大別され、これらの中でパルプ化工程が最も重要であり、パルプ化の方法によって生成パルプはDP,KP,SP,SCP,GP,MP等の各種に分類されます。 製紙用パルプとして、パルプ化方法の中で現在多く利用されているのがKPで、品質、コストの点で広く生産されているのが現状です。KPはGP,MP等の機械的剪断力を利用した製造方法ではなく、主として薬品(水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウム混合液)を媒体として化学的処理により生成されます。 オートクレーブはパルプ化工程において各種木材チップの蒸解、収率測定の他、漂白、古紙の脱墨、薬品の回収、蒸解排液処理等の試験研究に利用されています。本機の釜及び蓋はステンレス鋼ですので長年の使用にも薬液により腐食することがなく、扱いやすいオートクレーブです。