王研式オートクレーブ

  • パルプ・チップ試験機 / 蒸解
  • 製品番号 No.2610

パルプの製造は、調木、パルプ化、精製工程の3つに大別され、これらの中でパルプ化工程が最も重要であり、パルプ化の方法によって生成パルプはDP,KP,SP,SCP,GP,MP等の各種に分類されます。 製紙用パルプとして、パルプ化方法の中で現在多く利用されているのがKPで、品質、コストの点で広く生産されているのが現状です。KPはGP,MP等の機械的剪断力を利用した製造方法ではなく、主として薬品(水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウム混合液)を媒体として化学的処理により生成されます。 オートクレーブはパルプ化工程において各種木材チップの蒸解、収率測定の他、漂白、古紙の脱墨、薬品の回収、蒸解排液処理等の試験研究に利用されています。本機の釜及び蓋はステンレス鋼ですので長年の使用にも薬液により腐食することがなく、扱いやすいオートクレーブです。
(1)釜に取り付けたハンドルを持ち、左右に振盪させ、薬液のチップへの浸透及び試料の取出し、清掃が容易
(2)試験中ガス及び薬液を採取出来る様、上下にバルブを2個附属

参考規格 :

スペック

容量 4L 最大圧力 1.5MPa
加熱方式 電熱 2kW(3段切換)又はガスバーナー(都市ガス又はLPG) 釜及び蓋材質 SUS-316
ヒーターカバー SUS-304 圧力計 2MPa 耐酸用
缶体検査 小型圧力容器関連法規で第三者機関による検定実施 外形寸法 450×420×1,140mm
重量 電気式 61kg ガス式 58kg

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