紙・板紙試験機 / 平滑度
- No.2039
- [JIS]P-8151
- [TAPPI]555om-99
- [ISO]8791-4:1992, BS 6563:1985
紙の印刷適性にとって最も重要な特性の1つとしての平滑性は、従来よりベック、王研式、シェフィールド、ベントセン、ガーレーSPS等、空気漏洩法又は空気の内部圧力変化により測定しています。しかしこれらの物性値で用紙の印刷適性を評価するのには、難しいところもありました。 1965年英国のJohn Parker M.A.によって開発されたParker Print-Surf〔P.P.S.〕は、特にグラビア印刷に於ける用紙適性の知見を得る手法として多くの研究者により評価され、1985年英国のBS規格となり、更に1992年ISO規格にも採用されています。 その原理は極薄の測定リングを一定圧で試料面に押し付け、リングの内側より安定した低圧空気を送ります。空気は測定リングと紙が接触している、その端面から外に流れます。この紙表面の粗さに応じて変化する空気流量を測定して紙の表面粗さとして換算し、μm単位で表示します。