塗工・印刷・加工試験機 / サイズ・含浸
- No.2202-A
- [JIS]
- [TAPPI]
- [ISO]
表面サイジングに使用されるサイズ液は、一般的に抄紙機のロール群中で回流しながら紙表面に浸透添加されます。この時、巻取り紙による接触熱や機械的な剪断力等の影響により、サイズ液中にガム状の凝集物が発生します。これが乾燥巻取後、紙表面の欠陥となります。
本機にはA、B型2種類あり、A型は2本ロール間に、恒温水槽からサイズ液を循環ポンプにて回流させながらロールにニップをかけるもので、実機の状況を再現し、サイズ液の安定性、配合性等を予知するのに大変効果的な実験機です。B型は簡易型で、パンに入れられたサイズ液を下部ロールによりピックアップしながら、2本のロールのニップに通すことにより剪断力が加えられ、液の状態変化を観察し、評価するものです。また、B型は簡易型ロールコータとして塗工機にも利用できます。