パルプ・チップ試験機 / シートマシン
- No.2542-A
- [JIS]
- [TAPPI]
- [ISO]
本機は手抄きシートを作成する装置で、給水‐撹拌‐濾水を予め設定した水位、タイマー、圧力に従って、各工程が自動で進みます。給水は任意に設定した水位に到達すると停止し、エアー撹拌を開始します。設定の時間で撹拌を終了し、水面が安定した後濾水します。給水‐撹拌‐濾水の作業が自動操作で行われるため、迅速に作業を進めることができます。
手持ちの攪拌器による作業は繰り返し試料作成すると、作業者への負担も大変大きくなります。この装置ではエアーにより撹拌を行い、作業者の負担を軽減します。また、攪拌器による作業は個人差が出ることが多く、特に紙力強度に大きく影響を与えます。これをエアー撹拌により自動化することで試料作成の品質精度を向上させることができます。エアー撹拌はタイマーにより一定時間が経過して停止します。その後水面の安定を待って濾水を開始します。
クーチングは空気圧によりダイアフラムを膨らませて試料の圧搾脱水を行います。濾水筒を開けて濾紙を試料に載せ圧搾板を閉めると自動的にクーチングを開始します。調整された圧力で試料が圧搾され、一定時間後、圧力が開放されます。圧搾板を開けて試料を取り出します。
コントロールパネルは視認性と操作性の良いタッチスクリーンになります。画面にはクーチング時間、撹拌時間が表示されます。画面左には進行中の各工程が表示されます。手動による単独操作も可能です。