紙・板紙試験機 / 摩擦係数
- No.2004-III
- [JIS]P-8147-2010
- [TAPPI]T549om-01,T816om-1992
- [ISO]
定速伸長型引張試験機を利用して、水平法により紙及び板紙(加工紙含む)の表面の摩擦係数を測定するもので、静摩擦係数及び動摩擦係数共に測定可能です。
巾広の滑らかな金属板上に、1枚の試験片をテープで固定した重錘を別の試験紙の上に乗せ、低摩擦の滑車を引張試験機のロードセルの真下に位置させ、上部掴みより滑車を通じて重錘のフックに結びます。次に通常の引張試験同様クロスヘッドを下降させることにより重錘は徐々に試験紙上を滑ります。その時の摩擦抵抗をロードセルにより検知し、グラフ上に記録します。 重錘が移動し始める瞬間に示す最初のピークが静摩擦力であり、引き続き重錘が移動している間中に示す摩擦力が動摩擦力となります。
本品をご使用の場合は予め引張試験本体に取付金具用の加工が必要となります。