塗工・印刷・加工試験機 / 印刷適性
- No.2275
- [JIS]
- [TAPPI]
- [ISO]
本機はグラビア印刷適性試験機を応用して板紙、ライナー、プラスチックフィルム等のフレキソ印刷適性を迅速に把握するために開発されたものです。
フレキソ印刷は最近包装の合理化、経済性等の各種ニーズに伴い、その需要は益々高まっています。フレキソ印刷の印刷型式はグラビア印刷の写真凹版と違い、ゴム版を低圧で圧胴に接触させ印刷する凸版方式です。基本構造は版胴、圧胴、アニロックスロール、元ロール、インキバット等より成り、インキバット中の元ロール表面より供給されたインキは元ローラーとアニロックスローラーとの間隙によりインキ供給量を加減し、適量のインキを版面につけ、被印刷物に転移させて印刷するのです。装置には版胴に対する圧胴及びアニロックスロールの僅かな直径差から生ずる周速差の修正機構を付設し、ロールのすべりを防止しています。